「キサゲ」ってご存じですか?

  精密な組立を行う時、欠かせないのが「キサゲ」加工技術です。
10μ程度まではシム等を使用し精度を出すことは可能ですが、
それ以上の精度レベルになりますと「キサゲ」加工は重要な加工
方法となってきます。

point 1・・・どこにでも平行に、直角に平面を作れる。

キサゲ加工は平面を移す作業ですので、平面が出ている石定盤等が
入る箇所であれば、組立途中若しくは組み上がった状態でミクロン
レベルの平面を出すことが可能です。(photo/A 参照)

point 2・・・最も歪みの少ない加工である。

機械加工では、加工時の摩擦熱により材料の内部応力が発生し、歪み
が生じ易くなりますが、キサゲ加工は手作業のため摩擦熱が発生しに
くく、歪みが極端に抑えられます。当社では最近、アルミやステンレス
に多くご要望があります。(photo/B 参照)

point 3・・・摺動面への加工に適している。

キサゲ加工によって、平らで滑らかな摩擦の少ない平面を作り出すこと
が可能になり、高い精度・剛性が必要で振動を嫌うスライド部に適して
おります。

 

 
 
機械に組み込んだ状態で任意の箇所の直角及び平面を出す(写真はZ軸に対する直角)
直角度:3μm
 
ベアリングを組み込んだ状態での平面出し 材質:A5052 サイズ:360×360×t10
平面度:2μm
(photo/A)
 

(photo/B)
キサゲ加工は寺本鉄工