キサゲという道具を使い、理想的な摺動面や基準面に仕上げていく事を
「キサゲ加工」と呼んでいます。
キサゲ加工は、およそ以下のような手順を取ります。
まず、キサゲ加工をしたい摺動面や基準面に
薄くかつ均一に光明丹を塗る。
その面に「タネ板」と呼ばれる平面度が出た定盤をこすり合わせる。
(「タネ板」は、そのキサゲ加工をしたい面に適した形で
なければならないので、長いものや短いもの、L形や傾斜のついた物
と様々な物を用意してあります。またキサゲ加工とは平面度を移す
作業なので、基本的には『タネ板の面積>キサゲ加工をする面積』
となります。)
そうして色が落ちた部分(=高い部分)をキサゲで削り落とします。
再度、光明丹を塗り、キサゲ加工をしてという工程を
何度も何度も繰り返し、最終的には色が落ちた部分の濃淡が
面に均一になったら平面が出たということになります。 |