- 2025.05.13
- モノづくり日記
13年ぶりの中期経営計画
こんにちは、社長の寺本です。
3月21日(金)に13年ぶりに中期経営計画を発表しました。本来なら取引銀行様やお客様、協力企業様をお呼びして、今後の当社の方針などを聞いていただき、方向性を共有してもらうのが一般的だとは思いますが、前回同様今回も社員だけで致しました。もちろん後日、取引銀行様にはお渡ししています。
初めて中期経営計画を作ったのは、平成19年(2007年)、18年前でした。2006年に社長を受け継ぎましたので、社長に就任してすぐでした。その時に父親である会長に言われた言葉は、「そんな計画通り行ったら、どこの会社も苦労せんわ。」と職人気質的な社長あるあるで、ある意味「やってやろう」と闘志が沸いてきたのを今でも覚えています。そして見事5年で計画通り売上2.5倍を達成できました。
続けてその年(平成24年、2012年)に、さらに5年の中期経営計画を立てました。前期が意外と簡単に達成できたのもあり、調子にのってしまったのか、今にして思えばかなりハードルの高い目標でありました。内容も砂上の楼閣だったような気がします。結局、売上だけで見ると達成までに12年もかかってしまいました。5年の中期計画が12年もかかったわけですから、失敗ではあったわけですが、利益は計画よりも高い水準で達成できていたので、その分社員にも還元でき、会社もしっかりと成長させることができました。
それらを踏まえた今回の中期経営計画だったわけですが、今回もタナベ経営にサポートしてもらいながら、役員とともに約3ヶ月かけて作成しました。前回失敗の原因も充分考慮し、徹底的に精査して、今回はさらにハードルの高い売上&利益目標にしました。正直かなりビビるような数字ですが、寺本鉄工の理念、伝統、社風、社員のエンゲージメントやスキルの高さがあれば、必ず達成できると思います。
社員にとっては、会社が大きく成長することも大事ですが、それよりも給与や福利厚生が手厚くなる事の方が大事だと思いますので、中期経営計画には左記のような内容も盛り込みました。
5年後、どれも達成したいですね。