寺本鉄工からのお知らせNews

モノづくり日記

2024.02.07
モノづくり日記

15年ぶりのテレビ出演

 こんにちは、社長の寺本です。先日なんと15年ぶりにテレビ出演しました。15年前はリーマンショックの真っただ中に、当社がどうやってリーマンショックを乗り切っているかという取材でしたが、今回は福井テレビの日曜夕方に放映されている「KEYWORD ~人、もの、思い」という番組でした。  この番組はその名の通り、当社の業績がここ数年大きく伸びているので、そのキーワードは何かをお伝えできればということで取材をお受けしました。事前打ち合わせの時にプロデューサーの方から、キーワードを2つ挙げてくださいと言われたのですが、正直いくつもあって迷いました。 「一流のエンジニア」 「設計から製造までの一貫体制」 「創業55年という豊富な経験と実績」 「本物のエンジニアに育てる社員教育」 「コミュニケーション力」 「楽しく働きがいのある職場」 などがありますが、すべてが連携しあっているため、最終的にはプロデューサーの方に「一流を目指す」「楽しい職場」の2つに決めてもらいました。(視聴者目線でいうと、この2つになるのかな?)  たった3分の番組ですが、収録時に台本もありましたし、収録時間に2時間もかかりました。私のセリフも長く、とうてい覚えられないので、カンニングペーパーをカメラの横に置いてもらいました。それでもセリフを噛むので撮り直したりと、まあまあ大変でしたが、久しぶりの収録は楽しかったです。  プロデューサーの方からけっこう視聴率が高い番組ですよって言われていたので、翌日からいろんな人に「見たよ」って言われると思っていたのですが、あれから1ヶ月くらい経とうとしていますが、言われたのはたった2人でした。  今回はたぶん過去最低の視聴率だったと思います(笑)。スポンサーのSMBC日興証券様すみません。  番組を見逃した方はこちらからどうぞ https://www.fukui-tv.co.jp/?post_type=pgm_keyword&p=173099   もしくは「福井テレビ キーワード」で検索してください。

15年ぶりのテレビ出演

2024.01.10
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おごらない事!

 あけましておめでとうございます。社長の寺本です。本年も宜しくお願いします。  さて、1月5日(金)から今年の仕事始めです。今年ももちろん新年早々、社員の前で今年の意気込みを熱くしゃべらせてもらいました。(笑)  年頭に当たり社員に伝えたかったことは「おごらない事」でした。寺本鉄工はおかげさまでここ数年ずっと忙しいです。そして昨年、過去最高の売上を更新することができました。これはすべてお客様からの信頼なんですね。「寺本鉄工に出せば、納期通りにいい機械やいい部品を造ってくれる」という「寺本ブランド」が根付いてくれてたおかげです。だから受注が増えたし、忙しかったのだと思います。  そしてたいへんありがたいことに、今年も多くの受注をいただけそうです。でも社員からしてみれば、放っておいてもお客様が仕事を出してくれるみたいな、このままではあってはならない感覚に陥りそうに感じました。例えば少しくらい納期が遅れても、少しくらい精度が悪くても、忙しかったら少しくらい仕事を断っても、どうせ仕事をもらえるだろうと。この「少しくらい」っていうのが、「おごり」なんですね。  こんな気持ちになる社員が出てきたら、お客様は一瞬で見抜きます。そして長年築いてきた「寺本ブランド」はすぐに無くなります。そうなってからでは遅いです。もちろんですが、社員の誰一人としてそんな事を望んではいません。  「絶対におごらない事」年初から、かなりきつめに言わせてもらいました。寺本鉄工は今年も謙虚におごらず、勝ちをめざします。

おごらない事!

2023.12.27
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10年後10枚貯まると・・・

こんにちは、社長の寺本です。 ジャーン!寺本鉄工は今年度の売上が初めて10億円を突破し、過去最高売上を更新しました。これも1番には当社を信頼して仕事をたくさん出していただけたお客様のおかげです。たぶんこのブログをお読みになるお客様もおられると思いますので、この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました。 そして同じくらい感謝したいのが、それを成し遂げてくれた当社の社員です。実は1月から6月の半期を終えた時点で、かなり悪いペースでした。3月の時点で悪いペースになっていることに気が付いていたので、どうしたらそのペースを変えられるか、そういうことを毎日のように考えていました。以前のブログに書きましたが、遊んでいる社員は誰1人いません。みんな一生懸命働いてくれています。それに仕事は順調に受注しています。だから売上が伸びないのは、すべて私(社長)の責任です。 まー、食事も喉に通らない・・・なんて大げさですが、いろいろな方法を試しながら、7月あたりからようやく売上が思ったように伸びてきまして、今回の過去最高売上の更新につなげる事ができました。本当に社員の皆様、ご苦労様でした。 そして今年も「お祝い」を渡す事ができました。中身は前回同様2万円です。お祝い金なので、何十年もいるベテランから入社1ヶ月しか経っていない中途入社社員まで全員同額です。パートさんには1万円にしました。実はこの企画?を始めたのが2年前でした(2021年12月20日のブログに記載)。去年は売上が落ちたので、渡すのは今年で2回目です。写真を見るとわかりますが、最初は2年前と同じように「祝 最高売上更新」とだけ書きましたが、これから毎年更新して、このお祝いを出し続けたいと思ったので、この封筒も何年度のものかわかるように「令和5年度」とテプラで付け足しました。(笑) もちろん社員に渡す時も、なぜ「令和5年度」と追加したかを伝えました。10年後10枚貯まるといいですね。その時に10枚持っていた社員は、プラス何かしてあげようかな・・・と密かに思っています。  

10年後10枚貯まると・・・

2023.12.20
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寺本鉄工が大きく成長している理由

こんにちは、社長の寺本です。 12月8日(金)は毎年恒例のセミナー&忘年会の日でした。セミナーは毎年、オフィス・マインドルージュの藤田先生をお呼びして「ビジネスコミュニケーション向上研修」を、忘年会は市内のリライムで行いました。※リライムは天然温泉、ジム、プール等を備えた複合施設です。 セミナーは当社で午後1時から4時まで行いました。今回のテーマは「自部署のパーパス(存在意義)を検証、構築」ということで、私から当社のパーパスを発表したあと、寺本鉄工に対する自部署のパーパス、そして他部署のためにできる事、他部署への要望へと進み、最後は自部署に対しての自身のパーパスを考えて終わりました。※当社のパーパスは2021年7月30日のブログで書いていますのでご覧なってください。 今回のセミナーで特にいいと感じたのは、他部署のためにできることを考えることでした。私からも最後にみんなに伝えましたが、お互いの部署がリスペクトすることが大事で、それがないと、部署間でミスのなすり合いみたいな、ぎくしゃくした関係に発展してしまいます。でも当社は心配なかったです。社内全体が仲がいいので、どの部署間もそれができていると感じました。 その後全員午後4時に退社して、各自リライムに向かいました。だいたい午後5時頃に到着し、風呂にはいって、午後6時からの忘年会という流れです。宴会まで待てない人は館内にあるお食事処で会社に付けて飲んでいてもOKです。まぁ、1年に1回なので、こんなことから社員のためにと思ってやっています。 忘年会ですが、慰安旅行と同様、私(社長)の出番です。いかに社員に感謝するか、そして今年、私や上司に怒られたことを忘れてもらうか(笑)、という思いから今年もたくさんのゲームと賞品を用意し、1人でゲームの司会と進行をしました。毎年そうですが、予定していた宴会時間2時間30分くらいがほぼゲームという感じで、仲間とゆっくりしゃべる時間もなく、それでいいのかなと思いながら毎年思ってやっています。(笑) そして宴会が終わって館内の食事処での2次会へ。 とてもびっくりしたし、とても嬉しかったのは、2次会に39人中32人も参加してくれたことです。まさに嬉しい悲鳴とはこのことです!2次会は1次会と違い、メニューから好きなだけ好きな物を注文できますので、正直会計は心配でした(笑) 当社の忘年会(1次会)は全員参加してもらいます。その代わり、私が一生懸命盛り上げます(笑)。よく聞くのが、忘年会は参加したい人だけが参加する、社長は偉そうに上座に座ったまま。2次会なんて誰も来ないし、企画すらない。正直、全員参加をお願いするのは、今の時代どうかなと思います。でも仕事する上で人間関係も大事です。誰もが楽しく会社に行きたいと思っているはずです。社内がぎくしゃくしていたら嫌ですよね。当社の忘年会は全員参加、2次会も8割以上が参加。当社と忘年会を開いても参加者が少ない会社とどっちが生産性が高いと思いますか?どっちが働いて楽しいですか?言うまでもありませんね。それがまた利益につながり、そして社員に還元できるんです。 寺本鉄工が大きく成長している理由はここにもありました。    

寺本鉄工が大きく成長している理由

2023.12.20
モノづくり日記

今年1番貢献してくれたなら連れて行ってあげる

こんにちは、社長の寺本です。 管理職って、役職がついていない社員より会社に貢献していて当たり前ですよね。管理職はもちろんその分の手当も出ています。当社ではそういった事はありませんが、他の会社でよく聞くのが「〇〇さんは仕事もできないくせになんで管理職なんだろう・・・」多いですよね、こういった話。 じゃあ、逆に管理職ではないのに、管理職並みもしくは管理職以上に会社に貢献している人っていますよね。でも、そういった人を賞与などで評価してあげていたとしても、管理職のように公に評価ってなかなかできていないと思うんですね。 なんとなく、ずーっとこんなことを感じていたんだと思いますが、ある飲み会の席で管理職ではない社員から突然「社長、十兵衛寿司に連れて行ってください。」って言われました。十兵衛寿司と言えばミシュランガイドにも載った福井では1番有名で1番高い寿司店です。私も1回しか行ったことがありませんが、たしかに美味しいお店です。 そのお願いを言われた瞬間思いついたのが、「今年1番貢献してくれたなら連れて行ってあげる」でした。お酒の席でしたので、翌日改めて考えると、「これはいい話」だと思いました。管理職は当たり前だけど、管理職以外で1番貢献してくれたなたら、高級寿司を食べさせてあげたいと。 それで管理職以外で貢献してくれた人を、私が選ぶのでは、賞与で査定しているのと変わらないので、全社員のアンケートで決めることにしました。また、1人だけでなく、アンケートで1位と2位を取った人に十兵衛寿司を3位から5位の人には、私がよく行くビストロフレンチ店をご馳走することに決めました。 さらに思いついたのが、管理職並みに貢献してくれていると全社員から認められた1位2位の社員に、1年間だけ1月から12月まで月2万円の準管理職手当を出すことにしました。年間24万円ですね。もちろんこの企画は毎年やろうと思います。たとえ管理職ではなくても、手当を支給できることがすごく嬉しいですし、みんなの励みにもなると思います。 さすがに急すぎて「十兵衛寿司」は予約が取れなかったので代わりに1位と2位は「みや崎」へ、3位から5位は「ヤマセ」に行きました。選ばれた社員は、私からというよりも全社員から選ばれたことという事がとても嬉しかったみたいで、やってよかったなと思います。そして来年もさらに頑張りますというやる気がとても感じられました。 「今年1番貢献してくれたなら連れて行ってあげる」この一言から、我なりにいいことできたなぁなんて、感心しています(笑)

今年1番貢献してくれたなら連れて行ってあげる

2023.11.17
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阪神優勝で思う事

こんにちは、社長の寺本です。 阪神が38年ぶりに日本一になりましたね、阪神ファンの皆様おめでとうございます。私は広島ファンですので、阪神の日本一に対し、特に何もないのですが、私の両親とか知り合いに阪神ファンが多くいまして、とても喜んでいました。 実は今から書く思いはシーズンの途中から思っていまして、このブログに書こうかどうか迷っていました。でも日本一にまでなったので、偏見があるとは思いますが、あえて「阪神優勝で思う事」を書いてみます。 それは「なぜ阪神は今年強かったのか」ということです。38年ぶりの日本一とありましたが、セリーグの優勝も18年ぶりでして、私には阪神はなぜか毎年勝てない球団というイメージがありました。その阪神が今年変わったと言えば、「岡田監督」なんですね。私は阪神について詳しくないので、もしかしたらいい選手が入ったからかもしれませんが、でもそれはどのチームも同じだと思うんです。阪神が大きく変わったのは監督だけ!なんですね。 シーズン始まってから、ずーっと思っていました。やっぱり野球は監督次第なんだなぁと、そしてそれは会社も同じだと。おそらく岡田監督はいろんな事を変えたと思います。そしてシーズン中もたえず変化させたと思います。だから就任1年目で日本一になれたんだと思います。決して運がよかったからではありません。 またこういうことも言えると思います。去年、一昨年とセリーグ優勝したのはヤクルトですよね。でも今年は5位でした。監督は同じ高津監督です。就任した時は頑張ろうという強いやる気も、何年も監督やトップをやっていると優勝したい、いい成績を出したいというハングリーな思いが気づかないうちにだんだんとなくなってくるんですね。それもまた社長も同じだと思います。 私が何を書きたいのかご理解していただけたと思います。私は「会社はすべて社長次第」だと思います。私が勉強しているランチェスター戦略でも「社員100人以下の場合は、業績の96%以上が社長の戦略実績で決まる」と言われています。そんなことをシーズン中からずっと思っていました。そして今回、改めて自分を奮い立たせるために、あえてこのブログを書かせていただきました。 当社の社員はみんな優秀です。その社員を活かせるかどうかは社長次第ですね。毎年優勝できるよう頑張ります。

阪神優勝で思う事

2023.10.30
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4年ぶりの慰安旅行(テーマは慰安+コミュニケーション)

 こんにちは、社長の寺本です。  10月6日(金)~8日(日)の2泊3日で、4年ぶりとなる慰安旅行を今回もほぼ全員参加で実施しました。いや~4年間、長かったですね、社員と楽しみながら、昼も夜も過ごせるっていうのは慰安旅行しかないですからね。そういった意味でも、当社の慰安旅行は毎回、社員の慰安(=労をねぎらい、心を癒せる)がどうしたら出来るかを真剣に考えます。  今回の旅行は四国4県を2泊3日で周り、各県の名所と名物を制覇することにしました。毎回同じですが、行程は旅行会社には任せず、すべて私の案で作ります。自分が行った事がある所で面白かったところ、また「るるぶ」を買ってきたり、ネットで調べたりと・・・今回も相当自信がある行程を組めました。3日間で4県ですから、少しハードだったかもしれませんが、四国が初めてという社員も多かったので、満足してくれたかなと思っています。もちろん恒例のバス内でのゲームもやりました。  そして今回の旅行は、さらに「コミュニケーション」を取り入れました。この4年間、社内セミナーをやったり、出来る範囲で懇親会をやったりで社内のコミュニケーション力(仲良し度)は、すさまじく向上しています。それが生産性のアップにつながっていて、いい循環をしているのは間違いありません。  どうやって取り入れたかと言いますと、単純ですが、すべての席をクジにしました。JRも新幹線もバスも宴会もです。バスは3日間毎日席替えしました。本来なら、仲のいい社員同士3日間ずーっと隣が楽だと思います。席をクジにすることで、もしかしたら普段苦手な人の隣になる可能性も十分あります。でも苦手だなと思っていた人もしゃべってみると、意外といい人だったりお面白かったりする人っているじゃないですか!そんなことを期待しての席替えでした。  嬉しかったのは、小学生の修学旅行を思い出すような「旅のしおり」を総務部の社員が作ってくれたことですね。それと私もホストとしていかに社員に楽しんでもらうかということを意識し続けた3日間でしたが、全社員の笑顔に出会えて、本当に嬉しい楽しい3日間になりました。  慰安旅行の記念に前回からフォトブックを作っています。何もないというのも寂しいし、かといって集合写真を配ってもその内どこかいっちゃいそうなので、旅行中にみんなが各自撮った写真データを集めて、約1,000枚くらいの中から144枚を厳選し、144枚すべての写真にコメントを入れて作りました。(写真参照:表紙は旅のしおりと同じにしました)  参加したい社員だけで行い、内容はほぼ旅行会社任せ、こういった慰安旅行の方が多いんじゃないかと思います。でも寺本鉄工の慰安旅行は、もしかしたら私の自己満足?かもしれませんが、どこにもない、真似のできない、本当の「慰安」旅行だと思っています。  また2年後、寺本鉄工らしい慰安旅行ができるように、頑張って業績を伸ばしたいと思います。

4年ぶりの慰安旅行(テーマは慰安+コミュニケーション)

2023.09.27
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祝 創業55周年

 こんにちは、社長の寺本です。当社はおかげさまで今年創業55周年を迎える事ができました。  1968年(昭和43年)に創業者寺本清二が、当時勤めていた武村鉄工所から、部品の内職を請け負ったのがその始まりです。福井市勝見町にあった自宅に据え付けた横フライス盤で妻の和子が部品を加工する、そんな簡単な仕事が寺本鉄工の第一歩でした。  それから55年、現在では福井市三十八社町の鉄工団地内で敷地面積約1,100坪に第一工場(加工、総務)、第二工場(組立)、第三工場(組立、設計、電装)、第四工場(組立用クリーンルーム)を有し、社員数は40名(パート2名含む)にもなりました。また、お客様も日本を代表する大企業と直接取引を行えるまでになりました。  これもひとえにお客様、社員の協力、社員のご家族の支えのおかげと心から感謝したしております。ありがとうございます。  50周年の時は節目という事もあり、ユアーズホテルでお客様、社員、社員のご家族を招待し盛大に開催しましたが、今回は社員と同居する社員の家族に1人250gの若狭牛をプレゼントしました。なんと家族合わせて138人分で約35キロになります。まあまあの肉の塊ですね(笑)  1人1人お肉といっしょに、私の熱~い感謝の気持ちも封筒に入れて渡しました(左写真)。それで冗談で食べる前に家族に呼んであげてくださいとお願いしましたら、結構みんな読んでくれたみたいで、それを聞いて、またまた感謝でした。箱の大きさは同居する家族の人数で違います(笑)(右写真)  寺本鉄工はこれからも“高精度・高品質”そして“一流のモノづくり”にこだわり続け、お客様の“ゆるぎない信頼”を得られ続けるよう全社員一丸となって頑張っていきますので、今後ともどうぞ宜しくお願いします。

祝 創業55周年

2023.08.16
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社員の「向上心」に感謝!

   こんにちは、 社長の寺本です。  7月26日(水)に「2023年度 電話応対コンクール 福井県代表選考会予選会」が開催され、当社の総務部から3名の女性社員が参加しました。もともと当社では、電話の応対に気を配っていて、日頃から総務部みんなで努力しています。私も努力している姿を見ているので、「こんな大会あるけど出てみたら」と軽い気持ちで言ったところ、3名の女性社員が出場してくれました。事前に総務部で練習し合ったりして、真剣に取り組んでいるのを見るだけで嬉しかったです。そしてなんと1名の社員が予選を通過し、福井県代表選考会に進むことができました。よくやってくれました、おめでとうございます。  また8月も後半に入り、「令和5年度 前期 技能検定」の試験日が近づいてきました。今年は、後期(受験する学科によっては後期になります)に受験する社員も合わせ、なんと!合計11名が受験します。最初この人数を聞いたときに正直あまりの多さにびっくりしました。現在正社員は38名ですが、そのうちの11名であり、電話応対コンクールと合わせると、なんと社員の3人に1人以上が受験することになります。  数年前から、技術向上の為に、資格を取ることを推進しています。国家資格取得手当は出していますが、たいした額ではありません。勉強するのに参考書や教材は会社で購入していますが、学科の勉強や実技の練習は時間外にやることにしています。  それなのにこんなに多くの社員が受験してくれるなんて、とても嬉しいです。どこにも負けない素晴らしい「社風」だと思います。  社員の「向上心」に感謝!です。    

社員の「向上心」に感謝!

2023.04.28
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昇給率5.8%(お父さんのお小遣いが減りませんように)

こんにちは、社長の寺本です。 4月と言えば、、、昇給ですね(笑)と勝手にこじつけていますが、当社ももちろん昇給しました。 世の中、超物価高であり、国も盛んに賃金上昇を訴えています。当社の電気代も月々約50万円くらいだったのが、80万円にもなっていますし、装置に組み込まれる部品の材料費やモーターなどの購入品費も相当な値上げになっています。じゃあ、それが当社が売っている機械の値段に反映されているかというとなかなか難しいです。それはやはり買う側(お客様)も出来るだけ安い方がいいから、どうしても合い見積もりになり、なかなかこちらが思うような価格で受注できないからです。 同じだけ仕事をしていても、間接コストや仕入れ価格が上昇していて、利益は増えるわけがないというのは現状なんですね。 そんな中、今回の昇給にあたり、去年の暮れあたりから悩んでいました。知り合いの会社では一時金を支給したというところもありました。何とか無駄をなくし、利益を増やそうということで5Sを徹底したり、グループ会議を頻繁に行い、さらなるコストダウンを検討したりしました。でも当社の社員はこれまでも一生懸命コストダウンに取り組んできていましたから、そんなに簡単に利益が増えるわけないんですね。 当社ではコロナ禍であっても、毎年平均約3%~4%で昇給してきました。通常の物価高には十分応えるだけの昇給をしてきたわけです。しかしここ最近の異常な物価高が約4.8%と試算されている中、その物価高以上に昇給をするということは、あきらかに経営を圧迫する方向です。経営者としてここ4~5ヶ月悩みました。物価高に見合わない昇給では、社員が困ります。しかし経営を圧迫させ、企業の存続が危ぶまれるのも社員にとっては困ります。 悩みましたが、社員を信じようと思いました。昇給した分は、期待以上の個人の成長やさらなるムダの排除など、何らかの形で必ず取り返してくれるだろうと。 そういうことで物価高分も考慮し、今年は平均5.8%の昇給にしました。詳しい数字は言えませんが、5.8%というと年間何百万にもなります。1年間社員がまったく成長せず、同じような時間で作業をしていてはこの分がすべて赤字になります。でも、当社の社員なら必ず取り返してくれるでしょう。 家庭がありお父さんお母さんである社員、独身の社員、いろいろです。みんな生活が一番です。物価高になっても家計を圧迫せず、笑顔あふれる家庭を想像できるだけで嬉しいです。お父さんのお小遣いが減らないことを祈ります。(笑)  

昇給率5.8%(お父さんのお小遣いが減りませんように)

2023.04.03
モノづくり日記

強豪校の強さの秘密と寺本鉄工

こんにちは、社長の寺本です。 本日(4月1日)、入社式を行いました。 突然ですが、今日は春の選抜高校野球の決勝戦です。負けはしましたが今年も大阪桐蔭は強いです。福井ですと毎年敦賀気比が毎年強いです。 これってなぜだと思いますか?それは、毎年すばらしい実力のある生徒が入部するからだと思います。 では、そのすばらしい実力のある生徒はなぜその学校を選ぶでしょうか? それは、もっと上手くなりたいからだと思います。その学校に入れば全国から、または福井から上手いと言われる生徒がたくさん集まり、そしてその中で競争が生まれ、その部全体のレベルがあがるという、いわゆる相乗効果になっているからだと思います。 まさに今の寺本鉄工がそれに当てはまるのだと思います。ここ近年、福井大学や福井高専から毎年入社してくれています。今年も福井大学から2名の方が入社してくれました。素質は十分だと思います。 そしてなぜ彼らが寺本鉄工を選んだかというと、当社の技術が高いからです。当社に入れば、現在在籍する一流の技術を持った社員からそれらを受け継いだり、盗んだり、また競争し合って、将来一流のエンジニアになれると思ったからだと思います。まさに強豪校のような伝統と実力のある会社になったからですね。 そういった話を今日の入社式で述べました。実力のある会社にさらに優秀な社員が入り、一流のエンジニアになるべく、先輩も後輩も切磋琢磨し、技術をさらに高め合えば、寺本鉄工はまだまだ大きくなると思います。 寺本鉄工は毎年、優勝を狙える会社です。(笑)

強豪校の強さの秘密と寺本鉄工