- 2024.05.23
- モノづくり日記
新たな歴史「フェーズ2」へ
こんにちは、社長の寺本です。
ずいぶん日にちが経ってしまいましたが、4月1日に行われました入社式の話をしたいと思います。今年は男性2名、女性1名の合計3名が入社してくれました。今まで新卒が2名というのは何回かありましたが、3名の入社は当社にとって初めてです。新卒が1人も入らないと困っている会社が多いと聞きますが、そういった意味でも、寺本鉄工の魅力や価値が上がってきている証拠だと自負しています。
昨年の入社式では「強豪校の強さと寺本鉄工」ということで、自分なりにもいい表現で歓迎の言葉を伝えられたなぁという思いがありましたので(あくまでも自分なりにですので、笑)、今年はどんな言葉で歓迎を伝えようか正直悩みました。
当社はコロナや円安などまったく関係なく、おかげさまで毎年売上が増加しております。それは今の寺本鉄工の技術に対し、お客様から高い信頼と信用を得ているからこそ、たくさんの受注をいただけているわけでして、「すばらしい技術ですね」「すばらしい開発力ですね」「すばらしい品質であり納期対応ですね」とよく誉められます。たいへん光栄なことです。
最近はそのように誉めて頂けるお客さまに「今よりもさらに10年後が楽しみですよ」とお伝えしています。なぜかといいますと、当社は毎年福井大学などといった高学歴の新卒採用を10年以上続けてきており、そのメンバーが1年1年と想像以上に育ってきているからです。そしてその若いメンバーがもともと寺本の持っている技術を継承しつつ、今いる中堅社員とともに新たな「寺本」を作る予感がしているからです。私も10年後には次の世代へバトンタッチを考える頃だと思いますが、その私のラストスパートの10年間で、こういった若手社員を必ず一流に育てる自信があるからでもあります。
5年前に創業50年を迎えた寺本鉄工は、次のフェーズ「フェーズ2」に入ったと私は感じています。今まで半世紀かけて築き上げた「寺本鉄工はいい仕事をする」という伝統から、「寺本がいい機械をできるだけ安く造る事によって、より便利な社会への実現へと貢献する」という存在価値(パーパス)のある会社へとあきらかに変化してきていると思います。
今年の入社式では、そんな話をしながら「寺本鉄工の新たな歴史を作る一員になってください」と伝えました。今年も本当に楽しみな3人です。「フェーズ2」を必ずやり遂げてくれるでしょう。