- 2025.01.08
- モノづくり日記
勝ち続けるためには
あけましておめでとうございます。社長の寺本です。本年も宜しくお願いします。
前回のブログから3ヶ月くらい空いてしまいました。多くの?(どうかしました?と声をかけてくれた方は数人ですが、たぶん全国に多くいると勝手に想像しまして)ブログファンの皆様にご心配をおかけしたと思います。今年も社長のブログ全開でいきますので、引き続きご愛読の程、宜しくお願いします。
さて寺本鉄工は1月6日(月)から仕事始めでした。もちろん今年も、社員の前で意気込みを熱くしゃべらせてもらいました。(笑)
当社は昨年、過去最高の売上を2年連続更新して、14億円を突破しました(このことはまた今度書きます)。一昨年10億円を突破したばかりなのに、すごいですね。これは社員一人一人が一生懸命工夫して生産性を上げ、そして自分の出来る範囲で残業をして協力してくれたおかげであり、そして「寺本鉄工に出せば、納期通りにいい機械やいい部品を造ってくれる」という「寺本ブランド」を守り続けてくれている証拠だと思います。そんな社員を誇らしく、そして感謝しています。
挨拶ではそんな感謝の言葉を伝えるとともに、今年伝えたかったことは「勝ち続けるためには」でした。おかげさまで当社はコロナ禍であっても順調に売上、利益を伸ばし、ここ何年も右肩上がりに成長、発展しています。表現は大げさかもしれませんが「勝ち続けている」と思います。でもそろそろ10年後20年後を見据え「勝ち続けるためにどうすべきか」ということを真剣に考え、取り組み出す時期ではないかと思います。
箱根駅伝は今年も青山学院大学が優勝しましたね。原監督になって11年で8回の総合優勝です。企業もチームも勝ち続けるためには何が必要でしょうか?私はまず大事なのは社長や監督といったトップだと思います。私は社長になって19年目になるわけですが、先日読んだ雑誌に社長の賞味期限は最大でも15年とありました。まだしばらくは交代できる状況ではありませんが、いつでも交代できるように次期経営者を複数名育てていきたいと思います。
そしてもう1つ大事なのがいい人材が入る事、そしてそれらの人材を上手に育てる仕組みがある事です。当社はありがたい事に毎年優秀な新卒が複数名入社してくれています。そのようなポテンシャルの高い人材を一流に育てるしくみ、組織こそがこれからの寺本鉄工にさらに求められているのではないかと思います。もちろん今日までもこの2つは取り組んでいましたが、あらためて今年作成する5年の中期計画にきちっと盛り込んで、確実に進めていきたいと思います。
そんなことを伝えながら、やっぱり最後に伝えたかったのは、「勝ち続けるために1番大事なのは、おごらない事」でした。昨年、残念ながらまだその大事さをわかってもらえていないんだなと思われるミスやクレームの報告がいくつかありました。すべて「勝者のおごり」からなんですね。当社が昔、負け組だった時の話もしました。どんなに頑張っても、どんなに残業しても、休日出勤しても負け組の時は儲からないんですよ、利益が出ないんですよ、とてもみじめなんです。だから勝ち組に入らなければならないんですよと。
「そんなんでは簡単に負けてしまいますよ」、この言葉だけは最後にかなり強めに言わせていただきました。
今年も勝ち続けるためにどんどん仕掛けていきたいと思います。