寺本鉄工からのお知らせNews

全て

2020.08.14
モノづくり日記

マスクを作る機械

 社長の寺本です。私はFacebookもやっていまして、ほとんど仕事とは関係ないことを書いていますので公開はしてないのですが、たまにはいい事も書いてます(笑)。そのたまのいいことも紹介させていただきます。以下は4月7日の世の中がコロナの恐怖におびえていて、マスクがどこにいっても手に入らない時に真剣に思ったことです。 『これって「マスクを作る機械」って検索したら出てきた写真なんだけど、この写真だけを見て、同じ機械を作るのは絶対不可能ですが、この機械の図面とソフトプログラムを全部もらえれば、うちの会社でその気になれば半月で作る自信あります。たぶんそんな会社、日本なら100や200はあると思います。  感染が拡大している原因の一つにマスク不足があると思いますが、政府がその気になって、例えばこの機械メーカーから図面とソフトを1億円くらいで買って、製作費も全額補助でうちみたいな全国の会社に無償で供給すれば半月でマスク不足なんて解消しちゃうと思います。それにマスクもシャープみたいにクリーンルームで作るのを求めてる人って誰もいないと思います。現に今、流通している中国製のマスクなんてどんな環境作られてるか誰も気にしてませんよね。こんな単純なこと思いつく政府の方っていないんだろうなぁ。』  この投稿をしましたら、かなりの反響があって、実際に厚生労働省にメールで直談判しました。残念ながら返信はありませんでしたが、久しぶりに読み返すと我ながら素晴らしい発想だと思います。日本なら100や200とありますが、半月で作れる会社はもしかするともっともっと少ないかもしれません。そしてそれを実現できると思えた寺本鉄工ってやっぱりすごい技術力をもった会社なんだなと思います。  寺本鉄工は社員数はまだ少ないですが、あきらかに技術的に日本を代表する1社になってきました。と勝手に思っています。(笑)

マスクを作る機械

2020.08.14
モノづくり日記

直接の努力と間接の努力

 社長の寺本です。前の投稿からけっこう日数が経ちましてすみません。コロナ禍においても寺本鉄工はおかげさまで仕事も順調にありまして、6月の中間決算もほぼ年初計画通りの売上と利益を挙げる事ができました。うちの社員の技術力とお客様からの信頼ってやっぱりすごいなぁと感心してます。  そうしたありがたい忙しさに加え、社員がコロナに感染しないように、また社内にもコロナが入らないようになど防止策等で心身ともになかなか余裕がありませんでしたが、本日8月14日お盆真っ只中、ようやくのんびりと会社で仕事できてます。(笑)  さて、先日のブログで先延ばしにしておりました「直接の努力と間接の努力」の話です。簡単に言いますと、直接の努力とは見返りを求める努力の事を言います。逆に間接の努力とは見返りを求めない努力の事を言います。出世する人は頭いいから出世するのではありません。この間接の努力を怠らないから上司に認められたり、社長に認められたりするのだと思います。にわとりが先か卵が先か?仕事ができるようになるのが先か給料が上がるのが先か?。これを読まれたあなたはどうでしょう。間接の努力を怠っていませんか?  直接の努力をする社員は目立ちやすいです。特に長年勤めているとアピールがうまくなる方もいます。しかし社長として、間接の努力を惜しまない社員を性格や年齢や経験や性別などに惑わされず公明正大に評価できる「目」をもっと養わなければなりませんね。

直接の努力と間接の努力

2020.06.28
モノづくり日記

弾み車と油、直接の努力と間接の努力

 こんにちは、社長の寺本です。この間数年ぶりに投稿させていただきましたが、それを先日行われた福井大学の企業説明会で学生から「読みました、アットホームな会社ですね」と感想を言われ、とってもうれしかったので、調子に乗ってまた投稿したくなりました。(笑)  今日は先日の勉強会で心に残った事をお伝えします。私は今でも3つの定期的な勉強会に入会しています。若い時はもっとたくさん入っていたのですが、さすがに最近は3つに絞っています。その1つにBBR経営塾があります。塾長は福井では有名なゲンキーの藤永社長です。  会社経営にとって大切なのは、経営を回す事、そして回し続ける事である。そんなことは当たり前なんですが、意外と数回転させたくらいで満足して他の事業に手を出したり、逆に息切れしちゃったりしている会社がほとんどなんですね。その1回転ってむちゃくちゃ重いんです。それはその経営の車(サイクル)を回した者しかわからないと思います。だから続けて回すことをあきらめちゃったり、回せたとしても1回転目と同じだけの労力(苦労)がかかっちゃいます。  そこで大事なのが、徐々に徐々に回りやすくするということです。これも当たり前ですが、なかなかできません。これを藤永塾長は「弾み車」と表現していました。この弾み車をなんとかして作っていかなければなりません。それが出来てくるとその回転は少しずつ回転数をあげていくことができます。そしてその弾み車には「油」が必要です。長くなるので、詳しくは書けませんが、今回の勉強会で「弾み車と油」のことはたいへん勉強になりましたので、今後、しっかりと自分に落とし込んで実践していきます。  直接の努力と間接の努力の話もとっても為になりました。ここまで読んでいただいて大変申し訳ありませんが、もったいぶるために次回にします(笑)。いつ書き込むかわかりませんので、毎日当社ホームページアクセスしてください。  

弾み車と油、直接の努力と間接の努力

2020.05.28
モノづくり日記

アットホームな会社

こんにちは、社長の寺本です。 何年振りかの投稿になります。 私があまりにも投稿しないので、最近は総務部から発信してもらっていますね。 今日は朝からとても嬉しいことがあり、誰かにそれを伝えたくて、自分のフェイスブックに投稿しようか迷いましたが、当社の社員も見れるし、当社に興味を持っていただいている方々にも見れるこのブログにしました。 当社は私が社長に就任してここ15年余りで、売上、利益、社員数、工場の規模をかなりの勢いで拡大してきました。今から34年前に私が入社したころは、社員がたった5人くらいで、毎日昼休みには将棋をしたり、麻雀をしたり、仕事中も実に和気あいあいとしたアットホームな楽しい会社でした。 私は、そんな会社が好きです。それは今、33人くらいの会社になってもそうでありたいといつも思っています。ただ組織が大きくなればなるほど、今まで曖昧でやってきたことをどうしてもルール化していかなければなりません。 アットホームで和気あいあいとした会社でいたい、一方で会社を拡大するためにはルールが必要という自分の中では矛盾した会社になっていることで、たまにですが悩む時があります。 現に当社の取締役からは、「だんだん小さい会社ならではのいいところがなくなってきていますね」と指摘されることもあります。 ただきちっとしたルールのもと組織化された会社でもアットホーム的な雰囲気や企画はたくさんあります。例えば、当社では2年に1回は全員参加で2泊3日の慰安旅行を実施してます。他社と違うところは初日に目的地に着いたら、全員でスーパーに入って、旅行中のお菓子や飲み物を買いまくることです。条件は買ったものは旅行中に食べ飲みきる事、これだけです。何買ってもいいです。前回の慰安旅行では高級メロンを買っている人もいました。もちろん6年くらい前に行った海外(上海)でもやりました。そのほか、忘年会、ボウリング大会、BBQなどやっています。 ここまでとても話が長くなりました。もともと嬉しかったことを一言書くつもりでしたが、アットホームな会社というタイトルをつけたばっかりに、気持ちが入り過ぎました。 私は、毎日朝、社員1人1人に「おはよう」って言って挨拶をして回ります。必ず全員に回ります。アットホームから考えたわけではないのですが、社長って家族で言うとお父さんみないなもんだと思っています。だから私は毎日朝社員1人1人に挨拶とすると同時に顔色とか雰囲気を見て、その日の体調なども観察してるつもりです。この人風邪ひいたんじゃないかとか朝から機嫌悪そうだから、昨日家でなんかあったのかなとかですね。 朝の挨拶は社長を継いでからですから、もう15年くらい続けていますが、ここ2年くらいは、自分の手帳に社員の誕生日を記入しておいて、朝挨拶をするときに誕生日の社員には「おめでとう」って声をかけるようにしていました。 本来なら、プレゼントをあげたり、金一封をあげたり、誕生日休暇をあげたりといったことをしてあげるべきかもしれませんが、そんなことも最初は喜ばれそうですが、なんかそのうち形骸化してしまいそうで、そう思うとこうして気持ちだけでも届けたいと思って続けてきました。 そして本日5月28日は私の56歳の誕生日でした。朝から男性社員からも「おめでとうございます」と言われ、女性社員からはプレゼントまでいただきました。さすがに嬉しかったですね。なんとも表現のしようがない嬉しさがこみあげてきています。 私は社員と社員の家族を幸せにする義務があります。このことは先日も社員に告げました。その幸せって、お給料が高ければいい、休みが多ければいいではないと私は思います。もちろんそれは大事ですが、やっぱり、家族といるよりも長くいる会社こそがその幸せの実感を味わえなければならないと思います。 「アットホームな会社が好き」ということを忘れることなく、縁あって当社に来ていただいた社員とその家族を幸せにするために、今後も頑張っていきたいと思います。

アットホームな会社