寺本鉄工からのお知らせNews

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2023.11.17
モノづくり日記

阪神優勝で思う事

こんにちは、社長の寺本です。 阪神が38年ぶりに日本一になりましたね、阪神ファンの皆様おめでとうございます。私は広島ファンですので、阪神の日本一に対し、特に何もないのですが、私の両親とか知り合いに阪神ファンが多くいまして、とても喜んでいました。 実は今から書く思いはシーズンの途中から思っていまして、このブログに書こうかどうか迷っていました。でも日本一にまでなったので、偏見があるとは思いますが、あえて「阪神優勝で思う事」を書いてみます。 それは「なぜ阪神は今年強かったのか」ということです。38年ぶりの日本一とありましたが、セリーグの優勝も18年ぶりでして、私には阪神はなぜか毎年勝てない球団というイメージがありました。その阪神が今年変わったと言えば、「岡田監督」なんですね。私は阪神について詳しくないので、もしかしたらいい選手が入ったからかもしれませんが、でもそれはどのチームも同じだと思うんです。阪神が大きく変わったのは監督だけ!なんですね。 シーズン始まってから、ずーっと思っていました。やっぱり野球は監督次第なんだなぁと、そしてそれは会社も同じだと。おそらく岡田監督はいろんな事を変えたと思います。そしてシーズン中もたえず変化させたと思います。だから就任1年目で日本一になれたんだと思います。決して運がよかったからではありません。 またこういうことも言えると思います。去年、一昨年とセリーグ優勝したのはヤクルトですよね。でも今年は5位でした。監督は同じ高津監督です。就任した時は頑張ろうという強いやる気も、何年も監督やトップをやっていると優勝したい、いい成績を出したいというハングリーな思いが気づかないうちにだんだんとなくなってくるんですね。それもまた社長も同じだと思います。 私が何を書きたいのかご理解していただけたと思います。私は「会社はすべて社長次第」だと思います。私が勉強しているランチェスター戦略でも「社員100人以下の場合は、業績の96%以上が社長の戦略実績で決まる」と言われています。そんなことをシーズン中からずっと思っていました。そして今回、改めて自分を奮い立たせるために、あえてこのブログを書かせていただきました。 当社の社員はみんな優秀です。その社員を活かせるかどうかは社長次第ですね。毎年優勝できるよう頑張ります。

阪神優勝で思う事

2023.10.30
モノづくり日記

4年ぶりの慰安旅行(テーマは慰安+コミュニケーション)

 こんにちは、社長の寺本です。  10月6日(金)~8日(日)の2泊3日で、4年ぶりとなる慰安旅行を今回もほぼ全員参加で実施しました。いや~4年間、長かったですね、社員と楽しみながら、昼も夜も過ごせるっていうのは慰安旅行しかないですからね。そういった意味でも、当社の慰安旅行は毎回、社員の慰安(=労をねぎらい、心を癒せる)がどうしたら出来るかを真剣に考えます。  今回の旅行は四国4県を2泊3日で周り、各県の名所と名物を制覇することにしました。毎回同じですが、行程は旅行会社には任せず、すべて私の案で作ります。自分が行った事がある所で面白かったところ、また「るるぶ」を買ってきたり、ネットで調べたりと・・・今回も相当自信がある行程を組めました。3日間で4県ですから、少しハードだったかもしれませんが、四国が初めてという社員も多かったので、満足してくれたかなと思っています。もちろん恒例のバス内でのゲームもやりました。  そして今回の旅行は、さらに「コミュニケーション」を取り入れました。この4年間、社内セミナーをやったり、出来る範囲で懇親会をやったりで社内のコミュニケーション力(仲良し度)は、すさまじく向上しています。それが生産性のアップにつながっていて、いい循環をしているのは間違いありません。  どうやって取り入れたかと言いますと、単純ですが、すべての席をクジにしました。JRも新幹線もバスも宴会もです。バスは3日間毎日席替えしました。本来なら、仲のいい社員同士3日間ずーっと隣が楽だと思います。席をクジにすることで、もしかしたら普段苦手な人の隣になる可能性も十分あります。でも苦手だなと思っていた人もしゃべってみると、意外といい人だったりお面白かったりする人っているじゃないですか!そんなことを期待しての席替えでした。  嬉しかったのは、小学生の修学旅行を思い出すような「旅のしおり」を総務部の社員が作ってくれたことですね。それと私もホストとしていかに社員に楽しんでもらうかということを意識し続けた3日間でしたが、全社員の笑顔に出会えて、本当に嬉しい楽しい3日間になりました。  慰安旅行の記念に前回からフォトブックを作っています。何もないというのも寂しいし、かといって集合写真を配ってもその内どこかいっちゃいそうなので、旅行中にみんなが各自撮った写真データを集めて、約1,000枚くらいの中から144枚を厳選し、144枚すべての写真にコメントを入れて作りました。(写真参照:表紙は旅のしおりと同じにしました)  参加したい社員だけで行い、内容はほぼ旅行会社任せ、こういった慰安旅行の方が多いんじゃないかと思います。でも寺本鉄工の慰安旅行は、もしかしたら私の自己満足?かもしれませんが、どこにもない、真似のできない、本当の「慰安」旅行だと思っています。  また2年後、寺本鉄工らしい慰安旅行ができるように、頑張って業績を伸ばしたいと思います。

4年ぶりの慰安旅行(テーマは慰安+コミュニケーション)

2023.09.27
モノづくり日記

祝 創業55周年

 こんにちは、社長の寺本です。当社はおかげさまで今年創業55周年を迎える事ができました。  1968年(昭和43年)に創業者寺本清二が、当時勤めていた武村鉄工所から、部品の内職を請け負ったのがその始まりです。福井市勝見町にあった自宅に据え付けた横フライス盤で妻の和子が部品を加工する、そんな簡単な仕事が寺本鉄工の第一歩でした。  それから55年、現在では福井市三十八社町の鉄工団地内で敷地面積約1,100坪に第一工場(加工、総務)、第二工場(組立)、第三工場(組立、設計、電装)、第四工場(組立用クリーンルーム)を有し、社員数は40名(パート2名含む)にもなりました。また、お客様も日本を代表する大企業と直接取引を行えるまでになりました。  これもひとえにお客様、社員の協力、社員のご家族の支えのおかげと心から感謝したしております。ありがとうございます。  50周年の時は節目という事もあり、ユアーズホテルでお客様、社員、社員のご家族を招待し盛大に開催しましたが、今回は社員と同居する社員の家族に1人250gの若狭牛をプレゼントしました。なんと家族合わせて138人分で約35キロになります。まあまあの肉の塊ですね(笑)  1人1人お肉といっしょに、私の熱~い感謝の気持ちも封筒に入れて渡しました(左写真)。それで冗談で食べる前に家族に呼んであげてくださいとお願いしましたら、結構みんな読んでくれたみたいで、それを聞いて、またまた感謝でした。箱の大きさは同居する家族の人数で違います(笑)(右写真)  寺本鉄工はこれからも“高精度・高品質”そして“一流のモノづくり”にこだわり続け、お客様の“ゆるぎない信頼”を得られ続けるよう全社員一丸となって頑張っていきますので、今後ともどうぞ宜しくお願いします。

祝 創業55周年

2023.08.16
モノづくり日記

社員の「向上心」に感謝!

   こんにちは、 社長の寺本です。  7月26日(水)に「2023年度 電話応対コンクール 福井県代表選考会予選会」が開催され、当社の総務部から3名の女性社員が参加しました。もともと当社では、電話の応対に気を配っていて、日頃から総務部みんなで努力しています。私も努力している姿を見ているので、「こんな大会あるけど出てみたら」と軽い気持ちで言ったところ、3名の女性社員が出場してくれました。事前に総務部で練習し合ったりして、真剣に取り組んでいるのを見るだけで嬉しかったです。そしてなんと1名の社員が予選を通過し、福井県代表選考会に進むことができました。よくやってくれました、おめでとうございます。  また8月も後半に入り、「令和5年度 前期 技能検定」の試験日が近づいてきました。今年は、後期(受験する学科によっては後期になります)に受験する社員も合わせ、なんと!合計11名が受験します。最初この人数を聞いたときに正直あまりの多さにびっくりしました。現在正社員は38名ですが、そのうちの11名であり、電話応対コンクールと合わせると、なんと社員の3人に1人以上が受験することになります。  数年前から、技術向上の為に、資格を取ることを推進しています。国家資格取得手当は出していますが、たいした額ではありません。勉強するのに参考書や教材は会社で購入していますが、学科の勉強や実技の練習は時間外にやることにしています。  それなのにこんなに多くの社員が受験してくれるなんて、とても嬉しいです。どこにも負けない素晴らしい「社風」だと思います。  社員の「向上心」に感謝!です。    

社員の「向上心」に感謝!

2023.04.28
モノづくり日記

昇給率5.8%(お父さんのお小遣いが減りませんように)

こんにちは、社長の寺本です。 4月と言えば、、、昇給ですね(笑)と勝手にこじつけていますが、当社ももちろん昇給しました。 世の中、超物価高であり、国も盛んに賃金上昇を訴えています。当社の電気代も月々約50万円くらいだったのが、80万円にもなっていますし、装置に組み込まれる部品の材料費やモーターなどの購入品費も相当な値上げになっています。じゃあ、それが当社が売っている機械の値段に反映されているかというとなかなか難しいです。それはやはり買う側(お客様)も出来るだけ安い方がいいから、どうしても合い見積もりになり、なかなかこちらが思うような価格で受注できないからです。 同じだけ仕事をしていても、間接コストや仕入れ価格が上昇していて、利益は増えるわけがないというのは現状なんですね。 そんな中、今回の昇給にあたり、去年の暮れあたりから悩んでいました。知り合いの会社では一時金を支給したというところもありました。何とか無駄をなくし、利益を増やそうということで5Sを徹底したり、グループ会議を頻繁に行い、さらなるコストダウンを検討したりしました。でも当社の社員はこれまでも一生懸命コストダウンに取り組んできていましたから、そんなに簡単に利益が増えるわけないんですね。 当社ではコロナ禍であっても、毎年平均約3%~4%で昇給してきました。通常の物価高には十分応えるだけの昇給をしてきたわけです。しかしここ最近の異常な物価高が約4.8%と試算されている中、その物価高以上に昇給をするということは、あきらかに経営を圧迫する方向です。経営者としてここ4~5ヶ月悩みました。物価高に見合わない昇給では、社員が困ります。しかし経営を圧迫させ、企業の存続が危ぶまれるのも社員にとっては困ります。 悩みましたが、社員を信じようと思いました。昇給した分は、期待以上の個人の成長やさらなるムダの排除など、何らかの形で必ず取り返してくれるだろうと。 そういうことで物価高分も考慮し、今年は平均5.8%の昇給にしました。詳しい数字は言えませんが、5.8%というと年間何百万にもなります。1年間社員がまったく成長せず、同じような時間で作業をしていてはこの分がすべて赤字になります。でも、当社の社員なら必ず取り返してくれるでしょう。 家庭がありお父さんお母さんである社員、独身の社員、いろいろです。みんな生活が一番です。物価高になっても家計を圧迫せず、笑顔あふれる家庭を想像できるだけで嬉しいです。お父さんのお小遣いが減らないことを祈ります。(笑)  

昇給率5.8%(お父さんのお小遣いが減りませんように)

2023.04.03
モノづくり日記

強豪校の強さの秘密と寺本鉄工

こんにちは、社長の寺本です。 本日(4月1日)、入社式を行いました。 突然ですが、今日は春の選抜高校野球の決勝戦です。負けはしましたが今年も大阪桐蔭は強いです。福井ですと毎年敦賀気比が毎年強いです。 これってなぜだと思いますか?それは、毎年すばらしい実力のある生徒が入部するからだと思います。 では、そのすばらしい実力のある生徒はなぜその学校を選ぶでしょうか? それは、もっと上手くなりたいからだと思います。その学校に入れば全国から、または福井から上手いと言われる生徒がたくさん集まり、そしてその中で競争が生まれ、その部全体のレベルがあがるという、いわゆる相乗効果になっているからだと思います。 まさに今の寺本鉄工がそれに当てはまるのだと思います。ここ近年、福井大学や福井高専から毎年入社してくれています。今年も福井大学から2名の方が入社してくれました。素質は十分だと思います。 そしてなぜ彼らが寺本鉄工を選んだかというと、当社の技術が高いからです。当社に入れば、現在在籍する一流の技術を持った社員からそれらを受け継いだり、盗んだり、また競争し合って、将来一流のエンジニアになれると思ったからだと思います。まさに強豪校のような伝統と実力のある会社になったからですね。 そういった話を今日の入社式で述べました。実力のある会社にさらに優秀な社員が入り、一流のエンジニアになるべく、先輩も後輩も切磋琢磨し、技術をさらに高め合えば、寺本鉄工はまだまだ大きくなると思います。 寺本鉄工は毎年、優勝を狙える会社です。(笑)

強豪校の強さの秘密と寺本鉄工

2023.03.23
モノづくり日記

障がい者雇用に対する思い

こんにちは、社長の寺本です。 おかげさまで当社はここ15年あまりで順調に売上と利益を伸ばし、社員もパートを含め40名になりました。経営を安定させ、社会に貢献する会社として、そこそこ十分な役割を果たせるようになってきたと思います。そんな中、実は数年前から、障がい者雇用に興味を持つようになりました。企業は障がい者雇用の法定雇用率というのがあって、社員総数43.5人以上に1人の障がい者を雇用することが義務づけられています。ただ残念ながら日本でそれを遵守している企業は50%くらいしかありません。その人数が近づいたからではなく、なんとなく、ほんとなんとなくそういうことも大事だなぁと思うようになってきました。 思うようになると不思議なもんですね。障がい者雇用を支援している機関とのご縁ができ、半年くらいかけてお話を進めていき、昨年の12月から19歳の男性を組立工として雇用させていただくことになりました。正直、1番最初にこの話を当社の管理職会議で話し合った時は、全員からあまりいい返事を得られませんでした。そりゃあそうですよね、いつも私からもっと生産性を上げろとか、利益が少ないとかさんざん言われている中で、管理職にとってみれば、障がい者を雇用する事によるメリットってあると思えないですよね。 ただ、3~4ヶ月に亘って私の思い、そしてより「一流の会社」を目指す上での社会への貢献などを熱く語って、最後には了承してもらいました。また、採用に至るまでに2週間のインターンシップを行ったり、お互いにミスマッチにならないよう支援機関の方にはたいへんお世話になりました。 雇用してからもうすぐ3ヶ月経ちます。障がい者といっても、他の社員とはまったくといっていいほど変わりません。非常にまじめで、熱心に頑張ってくれています。定年まで働いてほしいですね。楽しみです。  

障がい者雇用に対する思い

2023.01.05
モノづくり日記

今年も「寺本らしく」まだまだ上を狙います。

 みなさん、あけましておめでとうございます。社長の寺本です。  このブログのファンの皆様(たぶん10人もいないと思いますが(笑))、今年も宜しくお願いします。  さて、当社は今年も5日から仕事始めでした。例年通り、社長の熱い熱い話(約15分)(笑)から始まったわけですが、今年は昨年末に完成した第4工場の第4会議室で行いました。広い会議室に机が並び、そして演台があり、マイクもある。こういうシチュエーションで新年の挨拶をするのは長年の夢でした(笑)。おのずとテンションが上がりますね。  年頭にあたり、社員に何を伝えたいのか・・・、元旦から会社に出ていろいろ考えましたが、やはり伝えたいのは今年も1番は「寺本らしく」でした。  どの新聞やニュースを見ても、今年は景気が下降するだろうと言われています。ただ社員に伝えたかったのは、たとえ景気が悪くなろうが、大切なのは「寺本らしく」を守ることなんだと。「寺本らしく」どこよりもいいものをできるだけ安く作る、そしてお客様が望まれる、期待される「技術」「精度」「納期」を守る、そこが1番大事でそれを続けられれば、お客様は必ず当社を選んでくれるはずですと、それをまず伝えさせていただきました。  そしてもう1つ伝えたかったことは、当社の行動指針にもある「働きやすい職場環境を作る」をさらに実感できる会社を作りたいということでした。働きやすい会社とは、働きがいがあって、働いていて楽しい会社ということだと私は思っています。一昨年に給与と賞与制度を有名コンサルティング会社と共に作成しました。これによりどれだけ貢献すれば、それが昇給や賞与につながるということを明確にできたと思います。また社内のコミュニケーションにもかなりこだわっていまして(書き出すときりがないので書きませんが相当、時間とお金を使っています。)、来社されたお客様が、「笑顔が多い会社ですね」「みなさん活き活きした表情で仕事してますね」とよく言われるくらいです。例年行うコミュニケーションセミナー以外に、別の仕掛けをしていきたいと思います。  「寺本らしく」そして「楽しくて、働きがいのある会社」、今年も寺本鉄工はまだまだ上を狙います。

今年も「寺本らしく」まだまだ上を狙います。

2022.12.12
モノづくり日記

祝 第4工場竣工

           こんにちは、社長の寺本です。  令和4年12月12日(月)に寺本鉄工の第4工場が竣工となりました。  設計・監理をお願いしました「エイチプラスアーキテクツ」様、施工をお願いしました「関組」様、クリーンルームの施工をお願いしました「つぼい工業」様、その他たくさんの工事協力業者様のおかげで、たいへん立派で素敵な工場を建てることができました。ありがとうございました。  当社は1968年に福井で創業し、50有余年、「技術の寺本」として日本の最先端産業を支えるべく、社員一丸となって取り組んできました。そうした中、7年前に建設した第3工場が手狭になったのと、世の中がEV・5G・次世代半導体へと進化するスピードが1段と加速してきたため、それらの精密な機械を製造する工場として、クリーンルームを完備する工場の建設に至りました。2.8トンの天井クレーン付きとしては、たぶん北陸でも最大級の大きさではないかと思います。  第4工場の建設にあたり、クリーンルームが1番の目的ではありましたが、その他にどうしても作りたかったのが、50名以上入れる会議室でした。第3工場の時に30名が入れる会議室を作ったのですが、たいへんありがたいことにこの7年間で社員も12名ほど増えて、全体での勉強会や入社式等を行うにしても、かなりの狭さを感じていました。今回の会議室で60人~70人くらいは入れると思いますので、たぶんあと5年は何とかなると思います。(笑)  これからも “高精度・高品質”そして“一流のモノづくり”にこだわり続け、お客様の“ゆるぎない信頼”を得られ続けるよう精進して参りたいと思います。  

祝 第4工場竣工