寺本エンジニアリングからのお知らせNews

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2025.11.18
モノづくり日記

新たな名を掲げ、次のステージへ

 こんにちは、社長の寺本です。  11月13日(木)、株式会社寺本鉄工は「寺本エンジニアリング株式会社」に社名を変更しました。  当社は1968年に先代の社長、私の父親が「寺本鉄工所」という名前で独立しました。父はもともと勤めていた会社で加工、組立が得意だったので、創業してからも福井では「寺本さんって聞くと、いい仕事をする会社だね」という評判だったらしいです。「寺本=いい仕事をする会社」おかげさまで今日でも当社の原点になっています。  当社は現在社員数43名、売上も毎年過去最高を更新するなど、着実に成長を遂げてきました。近年は、最先端の設備機械を次から次へと開発し、お客様からの高い評価とゆるぎない信頼を得られています。  そうした中、最近ひしひしと感じていたのが、当社の高い技術はもう「鉄工」という名前で収まりきかないのではないだろうか、今後さらに次世代の最先端の設備機械を開発し、企業価値を向上させるには、それに見合った社名が必要なのではないだろうかという事でした。  社名を変更するにあたり、父から受け継いだ「寺本」は残し、これからの当社が向かうべく企業像を最もシンプルにイメージできる「エンジニアリング」と組み合せました。またマークはそのまま継続し、ロゴは一新しました。  「寺本さんっていい仕事する会社だね」という原点を忘れることなく、新しい名を掲げ、お客様からのゆるぎない信頼のもと、もっともっと高いレベルのステージに社員一丸となって進んでいきたいと思います。  「寺本エンジニアリング株式会社」を今後とも宜しくお願いいたします。

新たな名を掲げ、次のステージへ

2025.11.17
モノづくり日記

ハラスメントセミナー

 こんにちは、社長の寺本です。  10月30日にアンガーマネジメントハラスメント防止アドバイザーの上村泰子先生をお招きして、「パワーハラスメント防止研修 ~アンガーマネジメントの活用」と題し、約2時間のセミナーを第4会議室で開きました。  ずいぶん前からパワハラ、セクハラという言葉があちこちで聞くようになりました。そうした中、当社でもやっとこのたび「ハラスメントセミナー」を開くことができました。目的はまず職場におけるハラスメントとはどんなものがあるか、そして何もかもがハラスメントとして捉えるのではなくて、当社としてのハラスメントのルール作りの為に開催しました。  まず冒頭、先生から言われて嬉しかったのは、「通常、こういったセミナーは定時(17時)以降か、土曜日にやる会社がほとんどですが、この会社は通常業務の中でやるということが素晴らしい」と誉められた事でした。特に意識していませんでしたが、社員にとって大切な事を、時間外にやる会社がほとんどということに驚きました。「働きやすい職場環境を作る」という当社の行動指針がある中で、みんなで考えることが大事なので、自然とこうなったのかなと思います。  合わせて、アンガーマネジメントをどう活用するのかもお聞きしました。アンガーマネジメントとは感情のコントロールの仕方で、有名なのは6秒ルールというのがあります。簡単に言うと怒っても6秒おいてから注意しなさいと私は理解しています。部下や同僚に対し、怒るのではなく、的確に冷静に注意することが大事で、そういった意味でハラスメントとアンガーマネジメントは密接に関係していて、たいへん勉強になったと思います。  たった2時間でしたが、とてもわかりやすく、みんなでハラスメントを共有できたことで、今後の社内のルール作りに大いに役に立つと思います。どんどん働きやすい職場環境を作り、社員のみんなが「寺本に入社してよかった」と思ってもらえると嬉しいですね。

ハラスメントセミナー

2025.11.07
モノづくり日記

2025慰安旅行

 こんにちは、社長の寺本です。  10月2日(木)~4日(土) に2年に1度の慰安旅行を行いました。例年通り、私が、観光地、昼食や夕食、宿泊するところなどすべてを企画します。もちろんそのコンセプトは「いかに社員の労をねぎらってあげられるか」です。普段から、お給料や福利厚生で精一杯しているつもりでありますが、人によってはまだまだ足りないと思っていると思います。たった2泊3日ではありますが、「少しでも労をねぎらえる事ができれば」とそんな気持ちで、今年も頑張りました(笑)。もちろん今回もるるぶに負けないくらいの「旅のしおり(14ページ)」も総務部のみんなが作ってくれました。ちなみに今回の旅費は1人18万円くらいかかっています。(そのうち社員は積立で48,000円負担してもらいます)  今年は、社員のみんなを連れて行きたかったところは南九州。特に私のおススメで熊本の馬刺し、宮崎の高千穂、おぐらのチキン南蛮、鹿児島の知覧特攻会館、露天風呂が有名な城山観光ホテルをベースに企画を練りに練りました。もちろん慰安旅行恒例の買い出しもあります。全員でスーパーマーケットに行き、好きな物を好きなだけ買い込みます。ルールはこの慰安旅行中に食べきる、飲み切ること。毎回、みんなここぞとばかりに普段買わないようなものを買いまくります。  これまた恒例のバス内で行う社長考案クイズ大会も今年も盛り上がりました。(と、勝手に思っています笑)3チームが1点差だったため、最後は私の荷似顔絵で決着をつけることになりました。  そして最後は今回も144ページのフォトブック作りました。中をお見せできないのが残念ですが、今年もすべての写真にコメントを入れ、いい出来に仕上がったと勝手に思っています。(自己満足ですが)  あっという間の3日間でしたが、社員の楽しい表情もたくさん見れたし、ケガや事故もなく無事終了することができてよかったです。今からすでに2年後が楽しみです。今度はどこに連れて行ってあげようかなぁ。

2025慰安旅行

2025.05.13
モノづくり日記

13年ぶりの中期経営計画

 こんにちは、社長の寺本です。  3月21日(金)に13年ぶりに中期経営計画を発表しました。本来なら取引銀行様やお客様、協力企業様をお呼びして、今後の当社の方針などを聞いていただき、方向性を共有してもらうのが一般的だとは思いますが、前回同様今回も社員だけで致しました。もちろん後日、取引銀行様にはお渡ししています。  初めて中期経営計画を作ったのは、平成19年(2007年)、18年前でした。2006年に社長を受け継ぎましたので、社長に就任してすぐでした。その時に父親である会長に言われた言葉は、「そんな計画通り行ったら、どこの会社も苦労せんわ。」と職人気質的な社長あるあるで、ある意味「やってやろう」と闘志が沸いてきたのを今でも覚えています。そして見事5年で計画通り売上2.5倍を達成できました。  続けてその年(平成24年、2012年)に、さらに5年の中期経営計画を立てました。前期が意外と簡単に達成できたのもあり、調子にのってしまったのか、今にして思えばかなりハードルの高い目標でありました。内容も砂上の楼閣だったような気がします。結局、売上だけで見ると達成までに12年もかかってしまいました。5年の中期計画が12年もかかったわけですから、失敗ではあったわけですが、利益は計画よりも高い水準で達成できていたので、その分社員にも還元でき、会社もしっかりと成長させることができました。  それらを踏まえた今回の中期経営計画だったわけですが、今回もタナベ経営にサポートしてもらいながら、役員とともに約3ヶ月かけて作成しました。前回失敗の原因も充分考慮し、徹底的に精査して、今回はさらにハードルの高い売上&利益目標にしました。正直かなりビビるような数字ですが、寺本鉄工の理念、伝統、社風、社員のエンゲージメントやスキルの高さがあれば、必ず達成できると思います。  社員にとっては、会社が大きく成長することも大事ですが、それよりも給与や福利厚生が手厚くなる事の方が大事だと思いますので、中期経営計画には左記のような内容も盛り込みました。  5年後、どれも達成したいですね。

13年ぶりの中期経営計画

2025.03.24
モノづくり日記

また1人レジェンドが去りました

 こんにちは、社長の寺本です。  本日3月19日を以て、また寺本鉄工のレジェンド(牧野さんと言います)が1人、退職しました。その方は1970年に18歳で入社して、13年前に一旦定年退職した後、雇用を延長してもらっていました。昨年、そろそろ身を引きたいと申し出があったのですが、まだまだ牧野さんから教わることが多いので、あと1年だけと無理を聞いてもらいました。残念ですし、寂しいですが、とうとう本日をもって完全に退職という事になりました。  なんと55年も勤めてもらったんですね。まさにレジェンドです。当社は創業して57年ですから、創業間もない頃からずーっと寺本の歴史を作ってきていただいたということです。  寺本鉄工は私の父が57年前に加工と組立が得意な会社として創業しました。福井では「寺本」って聞くと「いい仕事をする会社ですね。」って必ず言われるくらい当時からその技術は高かったと聞いております。その中心にいたのがまさに牧野さんなんですね。  現在でこそ当社は設計から加工、組立、電気を一貫して行うセットメーカーですが、創業して25年くらいは、完全な下請けとして、様々な業種のお客様から図面を支給してもらって加工と組立を行う会社でした。牧野さんは医療、食品、木材、建設、車両、衣料、半導体、工作機械、レーザーなど、どんな業種のどんな機械も、組み立てられない機械はなかったです。大げさではなくそれくらいすごい人でした。0.01mmの精度を要する機械から長さ20mもある装置だったり、書けば書くほどその偉大さが思い出されてきます。  牧野さんが多くの社員に技術を伝授してきてくれたおかげで当社は今でも「技術の寺本」してお客様から高い評価を得ております。本日就業後、社員みんなで食堂にて簡単な送別会を開きました。送別会では10個ほどの質問をクイズ形式にしてみんなで答えるのですが、さすがレジェンドという答えもあったり、誰も入社してない頃で、そんな事は誰も知らんやろという答えだったりと、最後にみんなで楽しく送り出すことができたと思っております。私も牧野さんとは私が入社した時からですから38年間もいっしょに働いてきて、たくさんの思い出があります。さすがに最後の挨拶にはちょっとウルってきてしまいました。  牧野さんの「技術の寺本」の「顔」としての計り知れない功績と実績は会社にとっても、私にとっても、そして共に働いた社員にとってもかけがえのないものです。これからは、自分の時間を大切にして、お元気で充実した日々を過ごしていただけたらと思います。  長い間、お疲れさまでした。ありがとうございました。  

また1人レジェンドが去りました

2025.02.25
モノづくり日記

うちの社員は雪が降っても遅刻しません。

 こんにちは、社長の寺本です。  前回のブログにも書きましたが、当社は昨年、過去最高売上を更新しまして14億円を突破できました。ということでもちろん今年も出しましたよ、2年連続「祝 最高売上更新」として全社員に1人2万円。社員も42名になりましたので、まあまあな支出です。でも、これが社員の励みになれば安いもんですね。今年も始まってすでに1ヶ月半が経過しましたが、今年もうちの社員はやってくれると思います。  さて、話は変わりますが、今年の冬は最高最長寒波というニュースをよく聞きましたね。福井もよく降りました。例年1回か2回くらい、夜中に大量に雪が降り続いために、朝に出勤時間がいつもの倍くらいかかる日がありますが、今年は降り続いたにしては運良く?そこまでたいへんな積雪ではなかったのかなと思います。  うちの社員って、雪が降ってもほとんど誰も遅刻しないんですよ。すごいでしょ。さすがに上記のような大雪の時はまったく車が動かないので、みんなが定時に来ることは不可能ですが、今年の雪くらい(積もっても15センチくらい)じゃ、みんな定時に出社しています。  たぶん、みんないつもより早く家を出てくれているんだと思います。ありがたいです。積雪がある朝は、渋滞もそうですが、事故もありがちで、そのようなリスクも考えて、1時間くらい早くに出社する社員も数名います。すごいでしょ。むちゃくちゃ嬉しいですし、そんな社員が誇らしいし、とっても感謝しています。  それでですね、その社員の気持ちに応えるために、私は雪が降るとフォークリフトを使って(でっかい除雪車(ホイールローダー)ではないですよ)除雪をします。雪の量によっても違いますが、約40台分くらいが停められる駐車場を、約2時間くらいかけて除雪します。だいたい早い社員で7時頃には出社する社員がいますから、5時頃から始めます。 ←こんな感じです。  まー、寒いです。恥ずかしくってお見せできませんが、上下スキーウエアにスキー用グローブ、毛がふさふさの耳まで隠れる帽子をかぶって、防寒対策バッチリでやります。(笑)  社員のみんなは、朝、大雪であってもなんとか出社しようと、頑張って会社に来ます。大雪の時など、3時間くらいかかかったという社員もいました。そんなたいへんな思いをして、会社に来てもらって、ようやくたどり着いた駐車場が雪で覆われていたら、やる気をなくしますよね。下手したら、次、大雪の日はもう会社行くのをやめようかなと思う社員も出てくると思います。  私の除雪はもう20年くらい続けていますが、もちろん「ありがとうございます」って言ってくれる社員も何人もいます。私も感謝の気持ちでやっていますが、そうしたお互いの気持ちが1つになる、それも「寺本」のすばらしさであり、強さかもしれません。  今週からようやく暖かくなるみたいです。たぶん今シーズン最後の除雪をさせてもらいました。        

うちの社員は雪が降っても遅刻しません。